古来より日本人は桜をめでて、春が近づくと桜の花に思いをよせてきた。詩歌に物語に、蒔絵や陶磁器などの各種工芸品や着物にと様々な桜文様が表現されており、こよなく桜を愛する日本人の心情が各時代を通して窺われる。文物交流の中で交配され続け、現在では300種を越すといわれる陽の花「桜」と向かい合い、枝を駆使したデザイン160余点。自然の荒廃が進み、古種桜の生命存続が危惧されているなかで、新たな命を与えられた谷本一郎の意匠桜が今開花する。
桜 文様図集‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
私の桜譜 谷本一郎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥246
世界各地には各国独自の風土や文化が反映された様々なアートが見られる。その中でも「壁絵」は特に鑑賞者を楽しませ、旅の思い出をより深くする。本書は、イタリア・スイス・ドイツ・オーストリアを歴訪し、豊富な風景写真や地図と共に、教会や民家を彩る「壁絵」の文化と美を紹介する。
イタリア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
北イタリア東部壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
ムラーレス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 46
南チロール・北イタリア西部壁絵街道‥‥‥‥‥‥ 54
イタリアの人々‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 66
スイス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75
スイス壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 80
カペル橋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 98
スイス・アルプス壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥114
フルカ峠の旧線‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥134
ドイツ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥147
アルペン壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥152
忘れ得ぬオーバーアマガウ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥174
エンジェル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥184
その他の壁絵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥198
大道芸人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥214
オーストリア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥219
チロール壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥224
旅の馬車‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥250
北オーストリア壁絵街道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥262
デュルンシュタイン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥280
壁絵紀行‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥289
我が国の櫛・簪の歴史は長く、古くは縄文時代に遺品が見られる。古代において櫛・簪は、魔を払うとされ、護符の役目を持っていた。呪術・祭儀的要素の高かったこれらが、装身具として華やかさをもちはじめたのは、技巧を凝らした結髪がみられるようになった江戸時代以降のことである。変化に富んだ形と意匠、木製だけでなく、象牙・角・骨・金・銀・銅・珊瑚・ガラスなど豊富な材質、さらに、蒔絵などといった装飾法の枠を尽くして作られた多彩な櫛・簪類は、常に女性を飾ってきた。江戸〜大正・昭和時代の女性の装いの美を伝える田村資料館収蔵の櫛・簪の数々を紹介。
図版‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
近世櫛簪笄事情‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥226
1815年ロンドンに開窯、二代目ヘンリー・ドルトンによって実用品から観賞用の美術陶芸品へと向上させ、1902年「ロイヤル」の称号を獲得、英国王室愛用の名器「ロイヤル・ドルトン」、文庫版で初公開。
図版‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
ヴィクトリア朝とドルトン三代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥231
参考文献‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥271
英文解説‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥272
あとがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥301
静寂の茶席のなかで来客の気持ちを和らげ、亭主のこころを語るものが、床に活けられる一枝の茶花であろう。四季折々に個性を精一杯に表現し、開花する華麗な花たち。茶花を描き続ける渋川矗(しぶかわなおし)氏の優作243点を四季に分類収録した茶花図鑑。
春 Spring‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
夏 Summer‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 83
秋 Autumn‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥149
冬 Winter‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥229
はじめに‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
花入の種類‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥265
野の花に想う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥268
あとがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥270
全国の植物園一覧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥271
参考文献‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥281
花名さくいん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥283
俳句は頭をリフレッシュさせ右脳を活性化させるという。鑑賞するもよし、もちろん俳句するのもよし。新幹線の車窓を流れる山や川、田畑や街の風景、沿線の名所旧跡は俳人の句嚢(くのう)をふくらませ、名句・秀句もきら星のごとく生まれている。芭蕉から現代までの佳句150句を収載して、新幹線版地名歳時記を編む。
海側の光景‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
第一章 東京から新富士へ
東京‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34
新横浜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50
小田原‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 60
熱海‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 73
三島‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 88
新富士‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥106
第二章 静岡から三河安城へ
静岡‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥118
掛川‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥130
浜松‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥138
豊橋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥150
三河安城‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥162
第三章 名古屋から新大阪へ
名古屋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥170
岐阜羽島‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥182
米原‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥192
京都‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥204
新大阪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥224
山側の風景‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥236
あとがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥254
一世を風靡したアール・ヌーヴォー期のデザインの流れを5テーマ(「1900年パリ万博と市民の暮らし」「ミュシャ」「時代を映す絵葉書」「花と女性」「日本のアール・ヌーヴォー」)に分けてカラーで通観。
1900年パリ万博と市民の暮らし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
ミュシャ、サラ・ベルナールそしてオペラ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51
時代を映す絵葉書「コレクション・デ・サン」を中心に‥‥‥‥‥ 99
花と女性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥127
日本のアール・ヌーヴォー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥227
ベル・エポックのエスプリ 欧米と日本のアール・ヌーヴォー‥‥251
急激に外国文化が導入された明治期、美術分野においてもまさに「明治ルネサンス」ともいうべき渾然とした独特の文化が築かれた時代である。本書ではその特徴を伝える「美人画」と宮武外骨の滑稽新聞「絵葉書世界」より明治文化の側面を捉える。
美人画絵はがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
滑稽新聞絵はがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥127
明治のエスプリ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥239
あとがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥254
世紀末ウィーン・ミュンヘンで活躍、貧困のうちに生涯を閉じたバイロス侯爵(1866〜1924年)の絵画を収録。ロココの優美な装飾性とアール・ヌーヴォーのデカダンを兼ね備えた耽美的エロス世界。
わがバイロス侯爵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
美のシンフォニア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31
聖なる世界と地獄めぐり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥114
艶なる宴‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥177
バイロス侯爵の蔵書票‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥231
音楽の戯れ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥263
バイロス著作目録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥279
あとがき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥285
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